特選集/やんちゃ酒

小林幸子( こばやしさちこ ) 特選集/やんちゃ酒歌詞
1.やんちゃ酒(セリフ入り)


2.時代屋の女房


3.越後情話

作詞:荒木とよひさ
作曲:弦哲也

数え七歳(ななつ)で 唄って泣いた
親にはぐれた 角兵獅子
酔えば泪の 泪の酒か
旅の夜風に 汽車の音が
越後 筒石 親不知

女ひとりの 浮草ぐらし
夢は都の 花舞台
恋も知らずの 知らずの千鳥
白い化粧の 悲しさよ
越後 深雪 柏崎

桴(ばち)を右手に 太棹(ふとざお)抱けば
芸が助ける 身の辛さ
春はいつ来る いつ来る春は
木綿絣に 雪が舞う
越後 荒海 佐渡ヶ島


4.雪椿

作詞:星野哲郎
作曲:遠藤実

やさしさと かいしょのなさが
裏と表に ついている
そんな男に 惚れたのだから
私がその分 がんばりますと
背(せな)をかがめて 微笑み返す
花は越後の 花は越後の
雪椿

夢にみた 乙女の頃の
玉の輿には 遠いけど
まるで苦労を 楽しむように
寝顔を誰にも 見せないあなた
雪の谷間に 紅さす母の
愛は越後の 愛は越後の
雪椿

つらくても がまんをすれば
きっと来ますよ 春の日が
命なげすて 育ててくれた
あなたの口癖 あなたの涙
子供ごころに 香りを残す
花は越後の 花は越後の
雪椿


5.雨の屋台酒

作詞:吉岡治
作曲:弦哲也

知らぬ同士が 肩よせて
心の木枯らし 聴いている
酔っていますよ 酔っていますよ
あ〜あんた
吐息まじりの ぐい飲みで
手酌がせつない 雨の駅裏 屋台酒

浮気虫なら 飛んでゆけ
迷子になっても 知らないぞ
口とうらはら 口とうらはら
あ〜あんた
惚れてつくした 人だもの
あんたに逢いたい 雨の駅裏 屋台酒

待てば日和(ひより)も くるという
おでんに人情も しみている
泣いちゃいないわ 泣いちゃいないわ
あ〜あんた
少しからしが きいただけ
灯りが濡れてる 雨の駅裏 屋台酒


6.夫婦しぐれ

作詞:水木かおる
作曲:四方章人

风邪をひくよと
伞さしかけて
かばう声さえ
あたたかい

夫妇しぐれに もうこの胸が
痛くなるほど 好きなひと
ああ あなた あなた
あなたしかいない

酔ったふりして
负ぶさりながら
広い背中で
泣いた日よ

人の一生 いい日もくると
越えた泪の 水たまり
ああ あなた あなた
あなたしかいない

どこへ行っても
一つの屋根に
住めるしあわせ
あればいい

夫妇しぐれに うなずきあって
肩であまえて ついてゆく
ああ あなた あなた
あなたしかいない


7.ふたたびの

作詞:来生えつこ
作曲:TAI

ネオンの溶け合う 裏道で
偶然に あなた
三年ぶりだわ あの日から
恨みもしたわ
うろたえた素振りには 昔の名残り
目くばせで読めたのよ あなたの心
ふたたびの 夢はどうかしら
ふたたびの 愛はあるかしら
くみ交わすお酒 少しずつ
想い出 ほぐしてくれそう
照れた瞳 頬の感じ
変わらない あなたがいる
負けそう恋心

少しやせたねと 言うあなた
うなずいた私
ずるいじゃないのと 言う私
うなずくあなた
グラス越し遠い日の ときめき映り
半分は許してる 女の弱さ
ふたたびの 夢はどうかしら
ふたたびの 愛はあるかしら
てのひら重ねた 瞬間に
おさえた想い こみ上げる
涙よりも 笑い顔で
こたえたい 私だけど
負けそう恋心

ふたたびの 夢はどうかしら
ふたたびの 愛はあるかしら
てのひら重ねた 瞬間に
おさえた想い こみ上げる
涙よりも 笑い顔で
こたえたい 私だけど
負けそう恋心


8.おもいで酒

作詞:高田直和
作曲:梅谷忠洋

無理して飲んじゃ いけないと
肩をやさしく 抱きよせた
あの人 どうしているかしら
噂をきけば あいたくて
おもいで酒に 酔うばかり

ボトルに別れた 日を書いて
そっと涙の 小指かむ
あの人 どうしているかしら
出船の汽笛 ききながら
おもいで酒に 酔うばかり

いつかは忘れる 人なのに
飲めば未練が またつのる
あの人 どうしているかしら
くらしも荒れた このごろは
おもいで酒に 酔うばかり


9.珍島(チンド)物語


10.ラッパと娘


11.花


12.破れた恋の繕い方教えます


13.for you…


14.花のように鳥のように


15.買物ブギー

作詞:村雨まさを
作曲:服部良一

今日は朝から私のお家は
てんやわんやの大さわぎ
盆と正月一緒に来たよな
てんてこ舞の忙しさ
何が何だかさっぱりわからず
どれがどれやらさっぱりわからず
何もきかずにとんでは来たけど
何を買うやら何処で買うやら
それがゴッチャになりまして
わてほんまによう言わんわ
わてほんまによう言わんわ
たまの日曜サンデーと言うのに
何が因果と言うものか
こんなに沢山買物頼まれ
ひとのめいわく考えず
あるもの無いもの手当たり次第に
ひとの気持も知らないで
わてほんまによう言わんわ
わてほんまによう言わんわ

何はともあれ買物はじめに
魚屋さんへととびこんだ
鯛に平目にかつおにまぐろに
ブリにサバ
魚は取立とび切り上等
買いなはれ
オッサン買うのと違います
刺身にしたなら
おいしかろうと思うだけ
わてほんまによう言わんわ
わてほんまによう言わんわ
とり貝 赤貝 たこにいか
海老に穴子にキスにシャコ
ワサビをきかせて
お寿司にしたなら
なんぼかおいしかろ
なんぼかおいしかろ

お客さんあんたは一体
何買いまんねん
そうそうわたしの買物は
魚は魚でもオッサン
鮭の缶詰おまへんか
わてほんまによう言わんわアホカイナ

丁度隣は八百屋さん
人参 大根にごぼうに蓮根
ポパイのお好きなほうれん草
トマトにキャベツに白菜に胡瓜に
白瓜ぼけなす
南瓜に東京ネギネギブギウギ
ボタンとリボンとポンカンと
マッチにサイダーにタバコに仁丹
ヤヤコシヤヤコシヤヤコシヤヤコシ
アアヤヤコシ

チョットオッサン今日は
チョットオッサンこれなんぼ
オッサンいますかこれなんぼ
オッサンオッサンこれなんぼ
オッサンなんぼでなんぼがオッサン
オッサンオッサン オッサンオッサン
オッサンオッサン オッサンオッサン
オッサンオッサン オッサンオッサン
わしゃ 聞こえまへん
わてほんまによう言わんわ
わてほんまによう言わんわ
ああしんど


16.千年の古都